建設・不動産

建設・不動産業界において求められる主な資格・免許

 

 

 

 建設

 

建設業界は現役建築士の高齢化により人手不足に直面しているため、令和2年度より建築士試験の受験条件が緩和されました。
今まで受験資格要件の一つであった “実務経験” が免許登録要件に変更となったことで、実務経験を積む前に受験できるようになっています。

 

● 木造建築士 ※ 国家資格

階数2階建て以下で延べ床面積300㎡以下の木造建築物における設計、工事監理を行うことができる国家資格。
建築に関する一定の学歴要件を満たすか、学歴を問わず7年以上の実務経験を積むと木造建築士試験を受験できる。
試験合格後、免許登録までにはそれぞれの学歴に応じた一定の実務経験が必要となる。
※ 大学や短大、高等専門学校で指定科目を修了し卒業した場合は実務経験不要となります。

 

● 2級建築士 ※ 国家資格

木造や鉄筋コンクリート造、煉瓦造などの戸建住宅や小規模な施設といった建築物における設計、工事監理を行うことができる国家資格。
建築に関する一定の学歴要件を満たすか、学歴を問わず7年以上の実務経験を積むと2級建築士試験を受験できる。
試験合格後、免許登録までにはそれぞれの学歴に応じた一定の実務経験が必要となる。
※ 大学や短大、高等専門学校で指定科目を修了し卒業した場合は実務経験不要となります。

 

● 1級建築士 ※ 国家資格

戸建住宅のような小規模なものからショッピングセンターや競技場のような大規模なものまで、規模や構造、建材に関係なく建築物における設計、工事監理を行うことができる国家資格。
建築に関する一定の学歴要件を満たすか、2級建築士や建築設備士の資格を取得すると1級建築士試験を受験できる。
試験合格後、免許登録までにはそれぞれの学歴に応じた一定の実務経験が必要となる。

 

 

 

 不動産

 

基本的に不動産業界に関する資格は受験資格制限がないため、不動産業の求人も学歴不問が多く飛び込みやすい。
不況にも比較的強い 【衣・食・住】 業界かつ頑張るほどに見返りが期待できる業界なので、厳しい仕事ではあるが根気強い人にはおすすめの業界である。

 

● 宅地建物取引士 (宅建) ※ 国家資格

受験資格制限はなく、誰でも取得可能。
ただし宅地建物取引士として従事するには宅地建物取引士試験に合格した後、試験を実施した都道府県知事の資格登録を受け、当該知事の発行する宅地建物取引士証の交付を受ける必要がある。

 

● 不動産鑑定士 ※ 国家資格

受験資格制限はなく、誰でも取得可能。
ただし不動産鑑定士として従事するには不動産鑑定士試験に合格した後、1~2年の実務修習を受け、そして終了考査を受験し合格、各都道府県の不動産鑑定協会に登録する必要がある。

 

● マンション管理士 ※ 国家資格

受験資格制限はなく、誰でも取得可能。
ただしマンション管理士を名乗るにはマンション管理士試験に合格した後、公益財団法人マンション管理センターにて登録することが必要がある(実務経験は不要)。

 

● 管理業務主任者 ※ 国家資格

受験資格制限はなく、誰でも取得可能。
ただし管理業務主任者として従事するには管理業務主任者試験に合格した後、マンション管理に関し2年以上の実務経験を積むか、(社)高層住宅管理業協会が実施する講習を受講、修了試験に合格し、国土交通大臣の登録を受ける必要がある。

 

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